ノアアニマルクリニック 院長の前谷です。
先日、我が家の認知症である老犬のチョコちゃんについてのブログを書きました。
その際に、薬と併用で飲ませているサプリメントについてもチラッと書いておりましたが、今回はそのサプリメントについてのブログです。
CBD(カンナビジオール)とは?
CBD(カンナビジオール)という成分をご存じでしょうか?
知っている方がいればかなりの健康オタク…失礼しました。ご自身の健康にかなり気を遣われている方で、そのための情報入手を欠かさない方なんだと想像します。
私自身もたまにCBDオイルを使うこともありますので、「健康オタク」なんでしょう。。。
人間の方でCBDは、注目の成分として、特に海外では医療分野などでも使われております。
元々体の中には、カンナビノイドという物質が存在しており、そのカンナビノイドが作用する『エンド・カンナビノイド・システム』という機構が備わってまして、食欲や睡眠、免疫や疼痛をコントロールするのに重要な役割を果たしています。
様々な影響でカンナビノイドという物質が減ったり弱まりますので、それを植物由来原料で補おうというのがCBD(カンナビジオール)なんですね。
CBD(カンナビジオール)には、①不安・ストレスを和らげる作用、②てんかんを抑える作用、③炎症を和らげる作用、④痛みを和らげる作用などがあると言われておりますので、様々な効果が期待される面白い成分です。
あえて前置きを長くしたのですが、CBDの原材料は、なんと!『ヘンプ/大麻草』なんです。
大麻と聞くと、もう読むのやめた!という方もいるかと思いましたので、あえてここまで引っ張りましたが、大麻の麻薬成分はTHC(テトラヒドロカンナビオール)と言いまして、全く別の成分です。
日本でCBDを販売するには、厳密にTHC成分が含まれていないことを求められますので、今回共立製薬さんから販売された『CBDカゼインタブ』はしっかりとTHCが含まれていない安全な商品です。
『CBDカゼインタブ』は動物病院で販売されるCBDサプリメントです
このサプリメントには、もう一つ「加水分解ミルクたんぱく:α-カソゼピン」という成分が入ってるのですが、こちらも不安を取り除いたりストレスを緩和する成分として、古くから動物に使用されている成分です。
動物用サプリメントでは、『ジルケーン』という商品が以前より販売されておりますので、実績のある成分も入ってダブルでお得なサプリメントとなっております。
では、どんな子にオススメなんでしょう?
私がオススメするのは、以下のようなケースですね。
1.ストレスを感じやすいワンちゃんや、不安から来る問題行動を起こす犬や猫
ペットホテルのワンちゃんのストレス数値が低下したデータや、犬猫の問題行動である「攻撃性」が緩和したという報告があるそうです。
2.認知症のワンちゃんに
14日間の投与で、徘徊や夜鳴きなどの認知症の症状が改善したデータもあるそうです。
3.てんかん発作を起こすワンちゃんに
なかなかてんかん発作がコントロールできない難治性てんかんのワンちゃんで、発作回数が減らせたというデータもあるそうですね。
そもそも海外では、「エピディオレックス」というCBDを成分とする薬が認可を取っており、人の小児や成人の難治性てんかんに対する薬として販売されております。
試してみたい方にはサンプルをお渡ししております
このブログを読んで、『CBDカゼインタブ』をぜひ使ってみたい!と思われた方がいらっしゃいましたら、ただいま10錠入ったサンプル小袋をお渡ししております。
もしご興味があれば、お越しいただければ商品のご説明もしますので、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね!
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