ノアアニマルクリニック 院長の前谷です。
ここのところ、季節外れの寒さや雹が降ったりと変な天気でしたが、また春らしく暖かくなってきましたね。
通勤途中のあちらこちらでツツジが綺麗に咲き出すのを見かけると、「今年もまた狂犬病やフィラリアの時期がやって来たなぁ」と毎年身が引き締まるわけですが、4月に入ってからすでに忙しくなってましたので、ブログの更新がかなり久々になってしまいました。。。
今日は、福岡市から一斉におハガキが届いた頃かと思いますので、狂犬病の予防接種について書きたいと思います。
狂犬病の予防接種について
狂犬病の予防接種は、生後3ヶ月以上のワンちゃんに義務付けられた予防接種です。
基本的には、毎年4~6月の間に受けましょうとされています。
7種混合ワクチンなどの混合ワクチンは任意のワクチンなのに対して、狂犬病ワクチンはワンちゃんを買っている飼い主さんの義務となります。
狂犬病という病気は、ここ60年以上日本国内では発生がないのですが、島国である日本は、動物が海外から入ってくるときに厳しい検疫でこういった感染症が入ってこないよう防御しているから防げています。
お隣のアジア諸国などでは毎年、人が感染して命を落としている恐ろしい感染症なのです。
難しい前置きはさておき、当院でも狂犬病の予防接種を受けることが可能です。
予防接種をすると、『注射済票』という札が発行されます。

当院は福岡市の獣医師会には未加入ですので、注射済票を代行して役所で発行してもらってきて、後日郵送でお届けしております。
料金は、集合注射などと同じ、「注射代が\2,650(内税)と済票発行代\550(非課税)」をいただいております。(ついでに気になるところがある場合や診察が必要な場合は、診察料や再診料も掛かります)
なお、済票発行代の\550は福岡市に収める金額となりますので、現金でのお支払いのみ!となりますのでご注意ください。(注射代の方はクレジットカード精算も可能です。)
少しお時間を戴きますので、もしどこか(ペットホテルやドッグランなど)に打ったことを証明するものを提出しないといけない場合は、紙での注射済証という書類もお渡しできますので、お気軽にお申し付けくださいね。
狂犬病接種に必要なものは
大人のワンちゃんには、福岡市から以下のような案内ハガキが届いているかと思います。

問診のところにはそれぞれ○をつけていただき、電話番号を記入して当院までお持ちください。
それを受付で提出いただければ、いつでも予防接種が可能となっております。
子犬を飼い始めた方は、狂犬病ワクチンを受ける前にお読みください
新しくペットショップやブリーダーさんから子犬を飼い始めた方は、マイクロチップの登録証明書という書類をもらっていることかと思います。

黄色で囲んだQRコードを読むか、あるいはコチラ(環境省の犬と猫のマイクロチップ情報登録サイト)から環境省のサイトにアクセスいただき、飼い主さん変更の手続きを済ませてから病院にお越しください。
令和5年3月1日に法律が変わり、マイクロチップの環境省への登録変更を行うことで、福岡市への犬の登録が済んだ形になり、登録料の\3,000が掛からなくなりました。
マイクロチップが入ってない大人のワンちゃんを譲り受けた方に関しては、これまで通り登録料\3,000を頂いて登録をすることも可能ですので、詳しくはご相談くださいね。
雨や強風、さらには雹が降るなどの悪天候でいったん引っ込めてましたが、ようやく良いお天気に戻りましたので、またまたご近所を通りがかる皆さんへのお知らせも再開です!(^_^)

春を通り越して初夏のような暑さになりそうな予報なので、早めのフィラリア予防も一緒にいかがでしょうか?
皆様のご来院をお待ちしておりますね。
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